現実もバーチャルも楽しんで
EY Japanは6月1日に記者発表会を開いた。鳥飼八幡宮の宮司・山内圭司氏は、日本の神社が経営上厳しい状況に立たされており、毎年1000社以上が消滅していると説明する。
「時代に合わせて打つ手を変えなければ、歴史をつむぐことはできない」と山内氏。メタバース神社は、鳥飼八幡宮へ足を運ぶ人を増やすきっかけづくりとのことだ。将来的には、世界のユーザーに日本人の精神性や神道、日本神話の世界観を伝えるツールにしたいと語った。
山内氏によると、メタバース神社を作る場として「ZEPETO」を選んだのは、VRゴーグルが不要な点やユーザー層などを考慮して決めたとのこと。
EY JapanのCIO(チーフ・イノベーション・オフィサー)松永達也氏は、バーチャルでの体験を通して関心を持った人には現実の鳥飼八幡宮へ訪れてほしいとコメント。逆に普段から現実で参拝している人には、メタバース神社を楽しんでほしいとした。