学生ゲームクリエイター「就活」の意外な決断 企業所属か独立か、どうする

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【作リエイターズアトリエ(通称「作リエ」)】
テレビアニメ「ポプテピピック」のゲームパートを描き、映像制作やイベント主催など、フリーランスでマルチに活躍する山下諒さん。隔週水曜夜、各分野で活躍中のゲストクリエイターや美大生を招き、山下さんがMCとなって、「創作」をテーマに、ツイッターの「スペース」や「オンラインセミナー」で語らう企画が「作リエ」だ。
連載では、スペースで出た話題から、エッセンスを抽出してお届けする。未来のゲストは、今この記事を読んでいるあなたかも?

   第22回のゲストは、学生インディーゲームクリエイターのマチコーさん。テーマは「学生ゲームクリエイター『就活』の意外な決断 本当にやりたいことを見極める」だ。スペースアーカイブはこちらから。

  • インディーゲームイベントで登壇するマチコーさん
    インディーゲームイベントで登壇するマチコーさん
  • 「マジカオス」スクリーンショット ※画面は開発中のものです(c) 2019 SUPER STARMINE
    「マジカオス」スクリーンショット ※画面は開発中のものです(c) 2019 SUPER STARMINE
  • 「マジカオス」スクリーンショット ※画面は開発中のものです(c) 2019 SUPER STARMINE
    「マジカオス」スクリーンショット ※画面は開発中のものです(c) 2019 SUPER STARMINE
  • スタジオ一作目「れーぞく!ネクロマンスちゃん」(c) 2019 SUPER STARMINE
    スタジオ一作目「れーぞく!ネクロマンスちゃん」(c) 2019 SUPER STARMINE
  • インディーゲームイベントで登壇するマチコーさん
  • 「マジカオス」スクリーンショット ※画面は開発中のものです(c) 2019 SUPER STARMINE
  • 「マジカオス」スクリーンショット ※画面は開発中のものです(c) 2019 SUPER STARMINE
  • スタジオ一作目「れーぞく!ネクロマンスちゃん」(c) 2019 SUPER STARMINE

2年半かけたゲーム作りを「断念」

   ゲーム業界を目指し、地元・佐賀から上京したマチコーさん。「大学のうちに、ゲームを作って売るところまで行くなら、チームでやるしかない。一人ではできない」と考え、大学一年生の時、仲間と共にインディーゲーム(「インディペンデント・ゲーム」の略称。個人や小規模な組織で制作するゲーム)スタジオ「SUPER STARMINE」を立ち上げた。

   現在は大学四年生で、これまでに数々のインターンシップを経験。「ゲームクリエイターズギルドEXPO 2019」で最優秀賞を受賞するなど、コンテスト・コンペ出場実績も豊富だ。精力的に活動したからこそ、大きな失敗も味わっている。2年半かけたカジュアルゲームの制作を、断念したのだ。行き詰った理由は、大きく分けて2つある。詳細はスペースにて(17:34~)。

   しかしマチコーさんは、ゲーム作りそのものまでは断念せず、思い切って方針転換。最大4人で対戦できる弾幕シューティング「マジカオス」を構想した。これらの出来事から、マチコーさんは「ゲーム業界に進みたいクリエイターに、『まずは手を動かしてゲームを作ってみる』こと」を強く勧める。「やってみたい」と思うだけでは、何の経験値も得られないからだ。山下さんも「トライアンドエラーは大事」と同意する。

「クリエイティブ全般に言えることですね。理論はわかっていて、知識はあっても、実際やってみなきゃわからないトラブルって、たくさん出てきますから」(山下さん)
「マジカオス」は、廈門国際アニメフェスティバル最優秀ゲーム賞ノミネート、「第15回GAME3」優勝などを果たしている/(c) 2019 SUPER STARMINE
「マジカオス」は、廈門国際アニメフェスティバル最優秀ゲーム賞ノミネート、「第15回GAME3」優勝などを果たしている/(c) 2019 SUPER STARMINE
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