主要産地での災害が影響
業務用食材の通販サービスを運営する「ミクリード」(東京都中央区)。自社ECサイト「ミクストア」では、「神田食品研究所」(東京都新宿区)の「神田食品 オレンジジュース」1Lサイズを取り扱う。これが休売になったと、5月15日に発表している。
ブラジルの果汁減産や、米フロリダのハリケーンの影響で、メーカー側でオレンジ果汁が不足し、継続生産ができなくなったとの説明だ。代替品として、海外食品を扱う「マルレ」(東京都港区)の「マルレ オレンジジュース」を案内している。
3月10日付日本経済新聞(電子版)によれば、加工用オレンジで世界の6割のシェアを持つブラジルでは、オレンジ産地で「かんきつグリーニング病」という病害が広がり、実が育たないといった被害が相次いでいる。
この病害は米国でも先行して伝染しているほか、オレンジの主要産地であるフロリダ州では22年9月に大型ハリケーンが上陸し、農場の浸水といった被害が続出したという。