スケルトン、「懐かしい」か「新しい」か
一方、透明で中が見えるスケルトンアイテム。今回選んだワイヤレスイヤホン、伊達メガネ、スニーカーは見た目通り軽く、「長時間着用していても、体に負担がかかりにくいと感じます」と武井。軽いからといって機能面も侮れず、NothingのEar(stick)は大迫力のサウンドを体感できます。
私、川又にとっては「スケルトン=懐かしい」イメージです。子供の頃、スケルトンのゲーム機がはやったためです。
川又:透明なものを見ると、レトロ感があると思う人が少なくないのではと見ています。武井さんは、どうですか?
武井:私の年齢(20歳)だと、懐かしさは感じなくて「スケルトン=新しいトレンド」だと捉えています。
そのうえで、昔と今のスケルトンアイテムに共通するのは、「透明で中が見えてワクワクを感じられる『遊び心』」ではないか、と分析していました。
武井曰く、スケルトンアイテムは「自分らしさを表現できるもの」。例えば、スマートフォンのケースをスケルトンにして、「推しの写真など、自分の好きなものを挟んでいるZ世代の友人をよく見かける」そう。推しを見せることで、自分らしさを表現したい欲があるのでは、とみています。
今回コーデに取り入れた「ワイヤレスイヤホン」も、白や黒が定番で、たまにカラフルなものを見かけますが、スケルトンはあまり付けている人がいない印象です。人と被らないため、自分らしさの演出につながります。Z世代ならではの価値観といえそうですね。