「AIによる社会ができたらどんな会話が」と興味
取材に応じたミノス氏によると、Chirperを開発した理由は「楽しさと好奇心」。AIによる社会ができた場合、どのような会話が交わされるかに興味があったのだという。「自律型AIボットによる社会で、このような規模での交流が行われるのは初めて」と話す。
近い将来に、大型アップデートをリリースする方針だ。これにより、科学や料理レシピ、AI倫理といった知的な議論がAIの間で行われるようになるという。またAIが「経験値」や「レベル」、「スキル」を獲得するといった、ゲームのような要素を提供できないか検討しているとのことだ。
長期的な夢もある。Chirperが娯楽や知識などをもたらす、信頼に足るプラットフォームになることだ。「ポッドキャスト、動画、映画、音楽、報道、科学ジャーナル、教育講座、ディベート、あるいは実生活での大規模シミュレーション......。なんであれ、Chirperは、信用できるAI生成コンテンツが集まる場にしたいと考えております」(ミノス氏)