対話型AI(人工知能)サービス「ChatGPT」の公式スマートフォンアプリ版が、2023年5月26日から日本で配信を開始した。iOS(iPhoneの基本ソフト)向けアプリ配信サービス「App Store」でダウンロードできる。
ところが、App Storeでこのアプリを検索しても類似した異なるアプリが出てきてしまい、探すのが手間との声が複数ツイッターでみられる。
「GPT」で検索したら
App Store上には5月26日現在、ChatGPTと会話ができる他社製のAIチャットアプリがいくつも配信されている。ChatGPTを開発する米OpenAIは、自社のAIと外部ツールが連携できる「API」という仕組みを提供しており、これを活用したアプリが何件も出現するのだ。
試しに記者がApp Storeで「GPT」と入力し検索すると、まず上部に広告枠で「ROLE AIとチャット」というアプリが出てきた。2件目には「GPChat AI」という、ChatGPTを連想させる緑背景に白線で描かれたアイコンのアプリ、次には「AI Chat」というアプリが出現した。
こうした具合で大量の類似アプリを縦にスクロールしていくと、約80件目でようやくOpenAI公式の「ChatGPT」アプリが出現した。白背景に黒線のアイコンだ。「仕事効率化」カテゴリのアプリで、人気ランキングが1位となっている。
検索ワードを「ChatGPT」にすれば、1件目には広告枠で別のアプリが出てきたものの、2件目で公式「ChatGPT」アプリが見つかった。確実にOpenAI公式アプリをダウンロードしたければ検索ワードに注意するか、OpenAIの公式サイトから配信ページにアクセスするのがよさそうだ。