2023年4月6日放送のアーケードアーカイバーで挑戦が決まった20個目のタイトルは、アルュメが1991年に発売したシューティングゲーム「レゾン」。VAWS(Variable Armor & Weapon Sistem)を搭載した戦闘機SR-91を操り、地球外生命体との戦いに挑む。アイテムを取って「アーム」を装着すると、後方も攻撃できたり、敵の弾を防いだりしてくれるので、攻略には欠かせない。
さて、今回出されたお題を復習しよう。同作のニンテンドースイッチ「キャラバンモード」ランキングの30位以内に入った上で、放送中に視聴者の前でプレイして、同様に30位以内のスコアを出さなければならない(画像2)。
番組中にオンラインランキング30位のスコアを確認すると、7万2500点(4月6日時点では6万6800点)だった。猛者ランカーたちの手により、5700点もハードルが上がっている! もはや別世界だ。
同作は敵の弾だけでなく、天井や壁、床に接触しても撃墜判定になる。ちょっと触っただけでも一発アウトだ。さらにアームの角度によってビームを撃てる方向が変わるのだが、角度を細かく変えられるがゆえに、「この角度にしたい!」と思っても、とっさの調整が難しい。これまでに挑戦してきたアーケードゲームの中でも、歯ごたえがトップクラスだ。「キャラバンモード」5分間完走さえ、油断すれば危うい。
7万2500点以上を一発で獲るために、J子は戦略を練った。
「アーケードアーカイブス レゾン」は、ミスした場所から再出発できず、開始地点といった特定の場所からスタートする、「戻り復活方式」。あえて失敗し、ミス地点と再スタート地点との間で何度もスコアを稼ぐ、「残機つぶし」ができるのだ。ただこれは、終盤に待ち受けるボスを倒すまで、一度でも「意図的ではない失敗」をしてはならない、ハイリスク・ハイリターンな戦法。つまり「決まった場所でミスをしなければならないが、それ以外の場所では絶対にミスをしてはいけない」のだ。