ノートパソコン(PC)などを手がけるVAIO(長野県安曇野市)は、ノートPC「VAIO F16」「F14」2モデルを2023年6月2日に発売する。愛着を持って使用できるよう、同社の安曇野本社・工場にて丁寧なもの作りを追求。徹底した品質チェックを行う「安曇野FINISH」に合格した製品だけがユーザーの手元に届くという。
180度開くディスプレー
いずれもコンパクトな筐体に大画面ディスプレーを搭載。画面が180度開き、対面の相手と共有できる。専用のショートカットキー「Fn+2」を押すだけでコンテンツが回転する。
パームレストは傷に強くなる表面処理を施した1枚板のアルミ合金製。キーボードはキー1つ1つに特別配合のUV硬化塗装でコーティングを行うほか、キートップの文字が消えにくいレーザー刻印を採用する。
画面を開いた際にキーボードが打ちやすく疲れにくい角度に傾く「チルトアップ機構」を装備する。
第13世代インテル「Core」CPU(プロセッサー)を搭載。外出先でもたっぷり使えるバッテリーを採用する。また、実使用時間をわずかでも長くなるよう制御する「バッテリー節約設定」機能を新搭載した。
集音性能を高めたステレオアレイマイクは、AI(人工知能)により騒音など環境ノイズだけを除去する「AIノイズキャンセリング」機能を実装。独自に最適化を施した立体音響「Dolby Atmos」により、オンラインでもクリアな音声で会話が可能だ。
加えてカメラの質にもこだわり、顔を認識して明るさを自動で調整。家中どこでも鮮明かつ自然な明るさの表情を相手に伝える。
いずれもOSは「Windows 11 Home」(64ビット)をプレインストール。CPU「Core i7-1355U/Core i5-1334U」を搭載する。
カラーはネイビーブルー、サテンゴールド、ウォームホワイトの3色。
「F16」(個人向け標準モデル)の主な仕様は、16.0型WUXGA(1920×1200ドット)ディスプレーを搭載。メモリーは16GB/8GB。内蔵ストレージは512GB SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)。
市場想定価格は18万3800円~21万3800円(税込)。
「F14」(同)の主な仕様は、14.0型フルHD(1920×1080ドット)ディスプレーを搭載する。メモリーは16GB。内蔵ストレージは512GB/256GB SSD。
市場想定価格は17万5800円~20万5800円(同)。
このほか、両機種ともCPUやメモリー、Windowsのエディションなどを選べる個人向けカスタマイズモデルも用意する。