G7広島サミットでミュージシャン活躍 EXILEやポルノグラフィティが平和訴え

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浜省、拓郎、永ちゃんも

   広島出身の有名なミュージシャンは多い。これまでに何人もが「ヒロシマ」関連の作品を歌っている。

   なかでも、シンガーソングライター、浜田省吾さんの「八月の歌」は強烈だ。単に被害の歴史を語るのではない。八月になるたびに「ヒロシマ」の名のもとに、平和を唱えるこの国は、アジアに何を償ってきたか、と「加害者」としての側面も鋭く問いかけている。1986年の作品だ。

   2022年末に公演活動から引退した吉田拓郎さんは鹿児島生まれだが、広島育ち。1980年の作品に、「いつも見ていたヒロシマ」がある。作詞は岡本おさみさん、作曲が吉田さん。YouTubeで約200万回再生されている。

   「八月の光が オレを照らし・・・」で始まる歌詞は、直接「原爆」を語ったものではない。とはいえ、「時はおし流す 幾千の悲しみを」「時は苦しめる 幾千の想い出を」「焼けつきた都市」などのフレーズから、暗黙の内に「ヒロシマ」が浮かび上がる。YouTubeのコメント欄では、「原爆の日」には毎年この歌を聴く、と書いている人もいる。

   そして、矢沢永吉さん。1987年に米国で「FLASH IN JAPAN」(フラッシュ・イン・ジャパン、日本では1999年発売)を発表している。タイトル見ただけで、内容は推測可能だ。原爆投下によって一変した世界と、核廃絶への思いが、そのままストレートに歌われている。

   ちなみに浜田さんと矢沢さんは、父親が被爆者だ。

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