小中学校の教員が足りない 長時間労働、休日も部活と超激務

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担任4人交代のクラスも

   読売新聞は5月6日、「激しさ増す教員奪い合い、副校長が土日返上で400人以上に電話...担任4人交代のクラスも」という現場報告記事を掲載した。

   新学期が始まってまもない4月中旬、東京都内のある公立小学校。全校児童約800人、約35人の教員が配置されているこの学校では、もともと4月から女性教員2人が育休を取得することが決まっていた。

   代わりを探すため、副校長は昨年11月以降、採用試験で不合格となった「待機組」と呼ばれる教員免許を持つ人や結婚、出産で退職した元教員たちに電話をかけ続けてきた。土日にも出勤して400人以上に連絡したが、今年3月までに面接までこぎ着けたのは4人だけ。だが、「自宅に近い学校から誘いがあった」「受け持ちたい学年と違う」などの理由で最終的に断られた。

   結局、代わりの教員は見つからず、任期を終えて学校を離れることになっていた非正規の2人に1年の延長を頼み込んだ。1人は送別会まで終わっていたが、始業式直前にようやく受け入れてもらったという。

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