死者の7割が頭部損傷
東京都では足立区が、3月10日から「自転車用ヘルメット購入補助」を始めている。安全基準を満たした3000円以上の新品の自転車用ヘルメットを、2000円引きで購入できる制度だ。区内の指定された対応店舗での購入が条件。
朝日新聞によると、都内では足立区のほか、荒川区、目黒区、江東区、八王子市などでも最大2000円の補助を始めている。港区は13歳未満の子どもが対象で、豊島区は、子どもと65歳以上の高齢者を対象にしている。
小池百合子・都知事は4月28日の記者会見で、区市町村が補助する経費の半分を、都が今後負担していく意向を示した。
交通事故の統計では、自転車事故で亡くなる人の約7割が頭部に致命傷を負っている。このため、ヘルメット着用で致死率や重症化率が低下することが見込まれている。
ヘルメットを新たに購入することを検討している人は、補助制度が適用されるか、事前に調べておくとよさそうだ。