コロナ5類「後遺症対策」大きな課題に 予防法も治療法も確立していない

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回復した後に新たな症状も

   感染症専門医の忽那賢志大阪大学医学部教授も、「Yahoo!個人」で4月8日、「5類感染症になっても、新型コロナがインフルエンザと同等の疾患とは決して言えない理由の一つにコロナ後遺症の問題があります」と、「後遺症」について警告している。

   忽那教授によると、コロナ後遺症とは、新型コロナに感染してから2か月以上経った後も咳など発症時からある症状が続いたり、回復した後に新たに脱毛などの症状が現れてきたりする病態を指す。頻度が高い症状としては「だるさ」「息苦しさ」「嗅覚異常」「脱毛」「集中力低下」などがある。

   忽那教授によると、コロナ後遺症の予防法や治療法は確立されていない。今のところ、「ワクチンの接種と、感染後の急性期における抗ウイルス薬の投与がコロナ後遺症の予防に有効というエビデンスが集まりつつあります」という段階だという。

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