小道具使って絵の人物になりきり
最後に、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」。台所とおぼしき場所で、女性が壺に牛乳を移しかえている様子を描いた絵だ。
この構図をマネできるワールドが、「The MilkmaidVR - 牛乳を注ぐ女VR」(JO2PEGさん作)だ。
撮影用のセットのようなワールドで、「牛乳を注ぐ女」に出てくる青い布のかかった台や壺、牛乳の入った容器などを設置。容器を手に取ってボタンを押すと、牛乳がこぼれ落ちていく。これを手にしたままポーズをとれば、「牛乳を注ぐ女」になりきれるわけだ。
ワールドの中には撮影機能が備わっている。シャッターを切るまでの時間を設定し、ポーズを取れば、元絵のような画角で「自撮り」可能だ。ワールド内のディスプレーに、撮った写真を表示してくれる。
フェルメールのオリジナルの絵を見ながら、「腕の角度はこうか?」「もっと下を向かなければ」と試行錯誤。やっているうちに、思ったよりもこだわりたくなってくる。最終的にはそれっぽいものが撮れました。...それっぽいよね?
面白いのが、このワールド内には業務用ウイスキーや、マヨネーズ、しょうゆも設置されている。牛乳だけが、「注げる」選択肢ではない。お好みの液体で「注ぐ女」になりきってみよう。
この「牛乳を注ぐ女VR」に限らず、自分のアバターと共に風景の写真を撮り、絵の一部になったかのように楽しむのも一興でしょう!
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