免疫獲得者が少ない
NHKによると、新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家会合は 4月19日、5月の大型連休明けに感染が拡大することがあり得ると分析。さらに専門家会合の有志は、「第8波」を超える規模の「第9波」が起きる可能性があるとする文書をまとめた。
感染者数が全国的に緩やかな増加傾向にあることを踏まえたもの。接触機会が多くなる大型連休が明けたあとで感染が拡大し、いったん減少するものの、再び夏に向けて感染拡大が起きる可能性があるとしている。
日本国内では新型コロナへの感染によって獲得した免疫を持つ人は、2月から3月の段階で32.1%。世界的に見て、割合が低いことなどから、第9波は第8波より大きな規模になる可能性が残されている。また、日本は高齢化率が高く、仮にワクチンの接種率が上がらないまま、感染の規模が大きくなるとすると、亡くなる人の数は高齢者を中心に海外と比べて多い状況で推移する可能性があるという。