「日本語に直して」と指示
同様のサービスが、ウェブブラウザーの拡張ツールとして複数公開されている。「Google Chrome」と「Safari」で使える「YouTube Summary with ChatGPT」と、Google Chrome用の「ChatGPT for YouTube」だ。
どちらも、ブラウザーにインストールするとユーチューブ動画の閲覧時、ページ右上にツールの画面が出現する。
「YouTube Summary with ChatGPT」は利用無料。使用するには、要約したい動画を開き、ツール画面の上部左にあるChatGPTのロゴをクリックする。
すると本家ChatGPTのページが開く。同時に、「内容を箇条書きで5点に要約して」との指示とともに、字幕の内容を自動で貼り付ける。AIは「Chat Youtube」と同じく英文で内容をまとめるため、要約後にユーザーが「日本語に直して」と指示する必要がある。
「YouTube Summary with ChatGPT」を、米テレビ局「CNN」がウクライナ侵攻について報じた「Ukrainian child speaks out after returning home following alleged deportation by Russia」という動画で試した。
ロシアによって誘拐されたウクライナ人の子どもたちが家族と再会できたことや、子どもたちが取材に対しロシアで受けた苦難を語ったことなど、報道の内容をある程度まとめてくれた。