ChatGPT「目からウロコ」の使い道 「AIで画像生成」その命令文書かせる

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   テキストでの指示をもとに、画像やイラストを生成できるAI(人工知能)サービスがある。画像のテーマや絵のタッチについて指示する文字列をプロンプト(prompt)と呼ぶ。イメージ通りの画像を出力させるプロンプトを作るには、工夫やコツが要る。

   対話型AI「ChatGPT」が、このプロンプト文の生成に対応していると耳にした。AIに指示して、「AIへの指示文」を書かせるのだ。人工知能について知識がない記者でも、これで思うままに画像を生み出せるのか。

  • AIへの指示を、AIがサポート(写真はイメージ)
    AIへの指示を、AIがサポート(写真はイメージ)
  • 「アメリカ感」「レトロ感」はあるけど何か違う
    「アメリカ感」「レトロ感」はあるけど何か違う
  • ChatGPTにプロンプト文生成を頼る
    ChatGPTにプロンプト文生成を頼る
  • そのまま英訳まで任せる
    そのまま英訳まで任せる
  • イメージ通りのビンテージな商品広告が出てきた
    イメージ通りのビンテージな商品広告が出てきた
  • ロックバンドのアルバムジャケット風イラスト 結果はいまいち
    ロックバンドのアルバムジャケット風イラスト 結果はいまいち
  • ChatGPTにプロンプトを書かせるとロックらしい画像に
    ChatGPTにプロンプトを書かせるとロックらしい画像に
  • SF忍者の画像が欲しいがただのロボットに
    SF忍者の画像が欲しいがただのロボットに
  • 「SFニンジャ」と呼びたくなるイラストに
    「SFニンジャ」と呼びたくなるイラストに
  • AIへの指示を、AIがサポート(写真はイメージ)
  • 「アメリカ感」「レトロ感」はあるけど何か違う
  • ChatGPTにプロンプト文生成を頼る
  • そのまま英訳まで任せる
  • イメージ通りのビンテージな商品広告が出てきた
  • ロックバンドのアルバムジャケット風イラスト 結果はいまいち
  • ChatGPTにプロンプトを書かせるとロックらしい画像に
  • SF忍者の画像が欲しいがただのロボットに
  • 「SFニンジャ」と呼びたくなるイラストに

レトロな広告生成したい

   無料の画像生成AIサービス「Stable Diffusion Online」を使う。まずは自力で挑戦。お題は「アメリカの50年代の商品広告風イラスト」。レトロアメリカンな広告ポスターのイメージだ。

   そのまま「アメリカの50年代の商品広告風イラスト」と入力すると、淡い赤色や青色が目立つチラシのような画像が4枚生まれた。確かにレトロなテイストだが、2枚のイラストには星条旗の星らしき模様やストライプが入っており、広告としてはやや不自然だ。「アメリカ」というワードに寄りすぎているように感じる。

   次に、ChatGPTに「50年代の商品広告のようなイラストをStable Diffusionで生成する時の理想的なプロンプトを日本語で教えてください」と指示する。

   提示されたプロンプト文は5行もの長さ。「キッチン家電、家庭用洗剤、新しい車のモデル」や、50年代の雰囲気を強調するためビンテージな書体やスローガンを画像に入れるよう指示が追加されており、命令文としてかなり具体的になった。

   イラストAIには英語で命令した方が伝わりやすいかもしれないと考え、「このプロント文を英語にしてください」とChatGPTに指示。文章がすぐに全て英訳された。

   これをStable Diffusionに打ち込むと、記者が思い描いていた通りの画像が出現した。家電や洗剤らしき商品。電子レンジのような機械に感嘆した女性などが昔の米国らしいタッチで描かれる。商品名や商品説明らしき文字列もあり、広告らしく仕上がっている。

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