マッチングアプリにChatGPT導入 プロフィールをAIが添削

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   マッチングアプリ「タップル」が、新機能「プロフィールAI添削」を2023年4月10日に提供開始した。対話型AI(人工知能)「ChatGPT」が、ユーザーのプロフィール文にアドバイスを行う。

   会員が作成したプロフィール文を「ChatGPT」が添削し、より魅力的な自己紹介を提案する機能。ユーザーのマッチング率を高める施策として開発したという。タップル社(東京都渋谷区)の同日発表によると、こうした機能はマッチングアプリ業界初とのこと。

  • タップルの新機能にChatGPTを活用
    タップルの新機能にChatGPTを活用
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自己紹介に「趣味の追加を」とアドバイス

   AIの助言をもとに、ユーザーはアドバイスを完成させる。発表資料では、ふたつの添削例が紹介されている。

   ひとつ目では、ユーザー名だけを名乗るシンプルな自己紹介に対しChatGPT が「相手と話しを盛り上げるために趣味や興味を追加していましょう」とアドバイス。これを受け、ユーザーは「休日はアクティブに過ごすことが好き」と加筆し、ランニングやサイクリングが趣味だと付け加える。

   ふたつ目では「フットワークは軽い方だと思います。どこでもすぐに飛びます!」との文言に、「『フットワークが軽い』という表現は魅力ですが、過激すぎるかもしれません」とAIが添削。ユーザーは「友達からは『好奇心旺盛で行動力がある』と言われることが多いです」と内容を変える。

   発表資料で紹介しているタップルの調査データによると、プロフィール文を書くことでマッチング率が30.5%上がるとの結果が出ているという。

   ChatGPTを含め、大規模言語モデル(大量のテキストデータを学習しているプログラム)を活用した機能開発を今後も予定しているとのことだ。タップルが有する独自データと組み合わせ、異性の高精度なレコメンド(おすすめのマッチング相手をユーザーに表示する)方法などを開発し、マッチング体験の向上を目指すとした。

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