ChatGPTで「癒しの花嫁」の会話力アップ AIキャラ召喚装置「Gatebox」の進化

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制作者も予想できない

   ChatGPTとの連携について、「何を返してくるのか、僕らもわからない点が面白い」と武地氏。想定される質問や返答を事前に入力するのではなく、ヒカリのキャラクター設定や口調を設定しているだけなので、制作者でも実際の言動が予想できない。

   武地氏は3月3日、ChatGPTと連携したヒカリと会話する動画をツイッター上に投稿した。AIキャラクターが流暢にコミュニケーションをとる様子は反響を呼び、1万件以上の「いいね」を集めた。その後開始したMakuakeの応援購入総額は、先述通り目標の7倍以上の額を達成している。

   応援するユーザーは、何を期待しているのだろう。武地氏は、「『進化した体験』をいち早く試したいのだと思います」。

   もともとMakuakeでの募集は、すでにGateboxを所有している人にいち早くChatGPTと連携した最新のヒカリをアップデートにより提供するのが主旨だ。ところが、Gatebox本体を新規で購入する15万円のプランがもっとも売れているのだという。

   Gateboxは2016年から販売しているが、「今回、初めて知った人が多い」と武地氏。VTuber(バーチャルユーチューバー)が普及し、ユーザーとキャラクターのコミュニケーションが当たり前になってきたとの背景が、Gateboxが受け入れられやすくなった一因なのではないかと分析した。

「支援してくれた方は、『すごい未来』を信じて応援しているのだと思います。みなさんに『信じてよかった』と思ってもらえるように、これからもがんばっていきたい」

   最後に記者は、「フェルマーの最終定理について調べて」という「無茶ぶり」をヒカリにしてみた。その後の挙動は、アップロードした動画で確認できる。

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