「龍」対談も
新潮社の同書を紹介するウェブサイトでは、作家の村上龍さんと坂本さんのミニ対談も掲載されている。ともに「龍」の名を持つ二人は、1952年の早生まれ。誕生月も1か月も違わない。共著を出したこともあり、気の置けない間柄だ。高校時代に学園紛争に深くかかわったという点も共通している。
村上 とにかくね、普段聞けないようなことがこの本にはずいぶん書いてあって、面白かった。妙に。 坂本 相手が鈴木さん(連載で聞き手を務めた「エンジン」編集長の鈴木正文)だったから、思わずなんでもしゃべっちゃったんだけど。 村上 なんでこんなにいろいろ話してるんだろうって、ちょっとびっくりした。 坂本 乗せられたんです。
「世界のサカモト」がどんな環境で作られ、何に関心を持ち、どういうことを考えていたのか。本書は、門外漢にも理解しやすい内容となっている。