どん兵衛の「おあげ」と「天ぷら」が大好きな人に朗報だ。日清食品は、「ゆでるからうまい! 日清のどん兵衛 袋麺2食パック」2種類、「日清のどん兵衛のおいしい具材 2枚入」2種類を2023年3月27日に発売した。
どん兵衛の具材「おあげ」と「天ぷら」だけが商品化したのだ。これを買えば、夢の「盛り放題」を楽しめる。記者は、「日清のどん兵衛」カップ麺に、「おあげ」と「天ぷら」全部のせをしてみた。
「もしかして、全部入らない?」
日清食品のリリースにあるアレンジ例を見ると、カップ麺への「追い具材」で作る「トリプルきつねうどん」や、おあげと天ぷらが両方入った「欲張りどん兵衛」が紹介されている。さらに、白飯にのせ「きつね丼」や「天丼」にも出来るという。
通常販売されているカップ麺「日清のどん兵衛」には、具材が1つしか入っていない。もっと欲しい、食べたい、別の具材がいい、と思ったことはないだろうか。記者は、どん兵衛の「天ぷら」に魅せられた1人だ。早速「日清のどん兵衛 天ぷらそば」と、「日清のどん兵衛のおいしい具材 2枚入」2種類を用意した。
はやる気持ちを抑え、丁寧に準備をしてく。規定量のお湯を注いで、待つこと3分。あとは、具材をのせるだけ。しかしこの段に来て、頭の中には一抹の不安が。
「もしかして、全部入らない?」
嫌な予感は的中、カップに収まりきらない。当然、ほとんどの具材が汁につからない。記念撮影だけをして、仕方なく具材を移す。するとどうだろう、カップの中のそば汁がほとんど吸われているではないか。
そして、しっかり汁を吸い上げた「おあげ」には、だしのおいしさがぎゅっと詰まっている。
「あれ、味濃くない!?」
試しに、「おあげ」のうち、そば汁を吸っていない部分を食べると、そばのだしとは少し違う味がする。おあげ自体に、最初から味がついているようだ。
あまりにも濃い、そして汁もない。ここに追加でお湯を注げば両方が解決するはずだ。そう考えて、追加で50ミリリットル(ml)ほどを注ぐが、おあげの「吸水力」が想像よりも高く、結局2回も追加した。
若干、スープの味は薄くなった気はするが、おあげの味がしっかりしているため、不足は感じない。
天ぷらは理想的な味わいに
一方、そばの「正規」の相棒「天ぷら」はどうなっただろう。
おあげが汁を吸ってくれることもあって、程よくサクサク部分を残しつつ、汁が染み込んで「ふにゃっ」となった部分も楽しめるようになっていた。
夢はかなった。だが正直、量はかなり多かった。夕飯なしでも過ごせそうだ。明日は、サラダだけを食べよう――。