ポータブル電源メーカーBLUETTI(ブルーティ)の直営店が、東京・秋葉原で2022年12月から営業している。
店内は、ポータブル電源ばかりが並ぶのだろうか。通販サイトの取り扱いだけで十分にも思えるが......。疑問を持ったJ-CASTトレンドでは、実店舗を作った理由を聞こうと、同店を運営するブルーティパワー代表取締役・李宝さんに取材した。
近所の公園に行くときも
「BLUETTI秋葉原直営店」は、都営新宿線岩本町駅やJR秋葉原駅、神田駅から徒歩圏内の、昭和通り沿いにある。白を基調とした店内には、大小さまざまなサイズのポータブル電源やアクセサリーが陳列されている。やっぱり、ポータブル電源だけ?――と思いきや、店の正面には「BLUETTI」のステッカーが貼られている電動モトクロスバイクが飾られていた。
小型ポータブル電源は、女性でも片手で持ち上げられるサイズだ。大型モデルになると車輪が供えられ、片手で楽に搬出できるよう配慮されていた。
李さんによると、売れ筋は小型タイプ。持ち運びが便利な点や、価格の手頃さと機能性の高さから選ばれているという。購入したユーザーの利用シーンは、「ちょっとした外出」からキャンプなどの遠出まで幅広い。「ポータブル電源を持って、自転車で子どもを連れて近所の公園に行く人もいます」と、日常的に使用している人もいるそうだ。
防災に関心を持っている人の購入もあるとのこと。小さいサイズでも、ポータブル電源が手元にあることで心に余裕ができるという。これらの商品はLEDライトの点灯ができる仕様なので、非常時の明かりとして使えるのも便利だ。
「スマホを充電したい」ときに来店して
近年、人々の防災意識は高まっているようだが、「実際の機器に触れる機会がないと、購入につながらないことも多いです」と李さん。秋葉原エリアに出店した理由は、客との「接点を設けたい」、「現物を触ってもらいたい」との願いからだ。今後は入店しやすい店づくりを進め、「さらなる良いサービスを提供するなど、計画したいと思っています」。
ポータブル電源の購入を意識していない人も、まずは蓄電池について知ってもらいたいという。「スマホを充電したい、(これから夏に向けて暑くなってくるので)クーラーで涼みたい、といった理由でいいので、ぜひ来店してほしいです」と語った。
なおBLUETTIでは、キャンペーン「BLUETTI 桜まつり」を公式サイトと連動で、23年4月15日まで開催中だ。期間中に公式サイトで対象製品を購入のうえ、公式SNSをフォローすることで、BLUETTIオリジナル製品がプレゼントされる。