大相撲「大関昇進」に明確な規定なし 優勝・霧馬山は夏場所で何勝すれば?

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他の三役力士にもチャンス

   今場所は横綱照ノ富士が初日から休場。大関貴景勝も左ヒザを痛めて途中休場。昭和以降では初めて横綱大関が不在となった。しかし、三役陣が健闘し、霧馬山と大栄翔は12勝、小結若元春は11勝、関脇豊昇龍は10勝を挙げた。

   東京スポーツは、他の三役力士にも大関昇進のチャンスはあると書いている。起点となる場所が10勝未満や平幕でも、その後に好成績で優勝すれば大関に昇進した例があるからだ。最近では、正代(時津風)が8勝、御嶽海(出羽海)が9勝を起点に11勝→13勝Vで大関昇進を果たしていることを例に挙げている。

   一方、毎日新聞は3月18日、「『期待含みの昇進』が招いた看板力士不在 昭和以降初の異常事態」という記事で、目安に1勝足りない32勝で昇進した前乃山や正代は、大関では優勝経験のないまま番付を落とした、と厳しく指摘している。

   日本相撲協会は、大関陣を補強することも念頭に、従来の目安で昇進させるのか。あるいは、通例よりも厳しい基準をクリアすることが要求されるのか。来場所、照ノ富士や貴景勝が万全の状態で出場できるかどうかも大きな判断材料になりそうだ。

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