最初は「作れない」と言い訳
英語で指示文を入力したユーザーの意図が伝わるのではと考え、「ユリウス・カエサルの肖像をAAで生成して」と伝える。古代ローマの有名な軍人だ。
AAは出現せず、代わりに、
「申し訳ございませんが、私はAI言語モデルのため、AA形式ではカエサルの肖像を生成できません。私の能力以上の創造性や芸術的スキルを求められるからです」
「インターネットで検索したり、専用の生成ツールを利用したりすれば、肖像のAAが手に入るかもしれません(編集部訳)」
と勢いよく釈明の言葉が飛び出した。そもそもAAの描画には適正がないとの説明だ。
リアルな肖像画に限定しなければ、可能な範囲で描いてくれるだろう。そう考え、「カエサルのAAを生成して」とだけ指示する。
ChatGPTは描画を開始。かなり細長い顔をした、男性らしき短髪の人物が生み出された。両目は「a」、鼻は「u」、口はイコール「=」記号。独特な絵柄だ。
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| u |
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首の下には、謎の膨らみがふたつ広がる。絵画などでよく見る、カエサルが肩に掛ける布やマントをイメージしているのだろうか。