Webアート文化基金は、画家のカマノレイコさんの協力のもと、NFTを利用したチャリティーデジタルアートを販売すると、2023年3月23日に発表した。売り上げの40%(予定)を、識字率の向上や男女平等を目指して活動する「ルーム・トゥ・リード・ジャパン」に寄付する。
「カマノレイコ チャリティデジタルアートプロジェクト」サイトで、4月2日まで販売予定。
所有するだけで毎月NFTもらえる
カマノさんは、猫などの動物を通じ、「普通の暮らし」「当たり前の日常」の尊さ、楽しさをテーマにした制作をしている。今回販売するデジタルアートのタイトルは「Music - 河原で合奏」。キツネと思しき動物が指揮をし、個性豊かな猫たちや子熊、犬が合奏に参加している様子を描いたものだ。
NFT1点あたりの金額は、日本円にして1万円ほど。売り上げの一部は、アジアやアフリカの低所得コミュニティに住む少女の約40日間の女子教育、または現地語の絵本40冊相当の支援に使われる予定だ。
購入したNFTは他プラットフォームでも二次流通が可能だが、所有し続けることで特典がある。作品を購入した翌月から11か月間、毎月新たなデジタルアートを獲得できる。ブロックチェーン技術を使用するため、受け取りには手数料が必要だが、アート自体は無料で受け取れる。
3月26日までにNFTを購入すると、本を読む猫がデザインされたコットンバッグがもらえるキャンペーンも行っている。