大谷翔平「WBC優勝」後に待ち受ける現実 ファンが同情こめて贈る言葉

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   WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本代表が優勝し、MVPには大谷翔平選手が輝いた。世界を沸かせた二刀流に、野球ファンからツイッター上で「収監の時間か」との声が相次いでいる。所属球団の米MLBロサンゼルス・エンゼルスを牢獄かのように扱い、WBCを終えてチームに帰還することを「収監」と表現しているのだ。

   大会期間中、チームメートと全力かつ楽しげにプレーする姿を見せ、優勝まで果たした大谷選手。夢の時間は終わり、長らくシーズン成績が低迷している所属球団にもどっていく様子に、ファンは同情の意を込めているようだ。

  • 優勝を決め帽子を投げる大谷翔平選手 (写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    優勝を決め帽子を投げる大谷翔平選手 (写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • 優勝を決め帽子を投げる大谷翔平選手 (写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「勝ちたい気持ち」強まった

   エンゼルスのシーズン勝率は2016年から2022年まで5割を下回る。ワールドシリーズ優勝を目指すどころか、プレーオフ進出からは、地区優勝した2014年を最後に遠ざかっている。2018年にエンゼルスに入団した大谷選手も優勝争いからは見放されている。

   18年10月1日付スポニチアネックスによると、メジャー1年目の経験について大谷選手は「本当に毎日楽しかったですし、このチームでやれてすごく幸せ」とコメントしていた。

   一方でMLBでのキャリアを通じて、勝利への飢えは高まっているようだ。2022年1月30日付「Number Web」によると、21年シーズン終了後の会見では球団の雰囲気は好きだとしたうえで「それ以上に勝ちたい気持ちが強い」とコメント。「最後の方は、メジャーに行って一番精神的にもきつかった。チームの勝ちも付いてこないですし」と語ったという。

   22年10月18日付日テレNEWSによれば、同日の会見では22年シーズンについて「いいシーズンだった」とはしつつ、「来年はなるべく長く、今も(ポストシーズンも)試合できるように頑張りたい」と話した。

   そして迎えたWBC2023は、「史上最強」とも呼ばれる日本代表メンバーとともに無敗で優勝に突き進んだ。大谷選手は空振りすれば悔しそうな顔をし、チームメートが活躍すれば大きく喜び積極的にハイタッチ。3月21日のメキシコ戦では逆転につながる二塁打を放って塁上で大きく吠えるなど、全力で楽しみながら活躍する姿が話題となった。

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