三重県松阪市で「デジタルお土産」配布 武将の家紋モチーフNFTもらえる

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   デジタルマーケティングなどを幅広く手掛けるDigittle(東京都渋谷区)は、三重県松阪市で「デジタルお土産(NFT)」を配布する実証実験を行う。期間は2023年3月24日~4月9日で、松坂城跡桜ライトアップイベントに合わせて開催される。

   発表資料によると、目的は「地域関係人口を育てる施策として、デジタルお土産の活用可能性を検証すること」。二次流通などは可能なのか、同社の担当者に取材した。

  • 松阪の城下町
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クーポンなどの特典もゲット

   「デジタルお土産」は、地域の名所や特産品などの魅力を取り入れた、スマートフォンで楽しめる土産だ。デジタル上で地域の土産を配布・販売する「スマホ de おみやげ」というサービスを活用している。

   今回もらえるのは、松阪の礎を築いた武将・蒲生氏の家紋「対い鶴(むかいづる)」モチーフのNFT。期間中、各地に設置されているQRコードをスマートフォンで読み込むと獲得できる。受け取った人だけが使用できる特典として、クーポンや松阪市内グルメマップなどが用意されている。

   Digittle担当者によると、今回配布するNFTは1種類のみで、どの施設でQRコードを読み込んでも同じものがもらえる。また、現時点では他ウォレット(暗号資産を保管する場所)への転送や譲渡はできず、二次流通は不可。

「(松阪市は)歴史や文化、グルメなどの魅力が溢れる地域です。デジタルお土産が、そういった魅力を多くの人に届けるきっかけになることができれば」(前出の担当者)

   QRコードの設置場所は、松坂城跡大手門付近、松阪市立歴史民俗資料館、本居宣長記念館、豪商のまち松阪観光交流センター、松阪駅観光情報センター、まつさか交流物産館の6か所で、すべて松阪市内にある。QRコードを読み込むとGPSで位置情報を確認するため、松阪市外からは受け取れない。

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