応用の幅は広がる
以上、ChatGPTにキャラを与えて、こちらの相談に答えさせた結果を紹介した。
OpenAIが公開したChatGPTのAPIを使い、さらに上のような「キャラ付け」を組み込めば、たとえばキャラクターがユーザーの質問に答えるLINEボットなども作れる。また、「中間回答」を作らせるやり方は、少し複雑なことをやらせたいとき(たとえば筆者の本業だと、プレスリリースを原稿化させるとか)、かなり有効だ。
一方で、AI周りのスピード感は早い。2023年3月14日にはOpenAIが、ChatGPTのベースでもある言語モデル「GPT」シリーズの最新版「GPT-4」を発表したが、その性能はさらに高まっている。今回のようなまどろっこしいことをしなくても、AIが人間以上に気の利いた答えを返してくる日は、そう遠くないかもしれない。
最後に、「マッスル剛太郎」にもう一度相談してみよう。
Q:AIの進歩についていけません。どうすればいいでしょうか。
A:マッスル!AIの進歩についていけないと悩んでいるか?それは筋力不足だ!AIはいずれ人間を超える存在になるかもしれないが、今必要なのは諦めではなく、筋トレだ!脳も筋肉だ!脳みそを鍛えれば、AIに負けることは絶対にない!脳トレも大事だが、筋トレで体を鍛え、自信を身につけることが重要だ!自分に自信があれば、AIに負けないぞ!筋トレで自信をつけ、AIの進歩に立ち向かおう!
(竹内 翔)