日本一「三日坊主」なのは宮崎県――そう主張する調査データが登場した。読書や筋トレなど、目標の習慣化をサポートするアプリ「継続する技術」。これを開発する「bondavi」(横浜市)が集計し、2023年3月16日に発表した「都道府県別・三日坊主ランキング」だ。
「継続する技術」に「腹筋30回する」などと設定すると、ユーザーが目標を実行するよう本人に毎日通知し、促す。30日間目標達成が続けば成功とみなし、祝ってくれるアプリだ。Bondaviはアプリユーザーによる「30日間継続成功率」を都道府県ごとに比較し、継続成功率が低い順にランキング化した。対象サンプル数は9万9141人だ。
長野、鳥取、島根が継続力3強
発表によると、「30日間継続成功率」が低い、つまり「三日坊主率」が高いのは、1位宮崎県、2位佐賀県、3位大阪府。
逆に低い順位を見ると、45位鳥取県、46位島根県、47位長野県。つまり長野県民の継続力が最も高いとの結果になった。
調査の説明によると、人口密度の高いエリアは、やや三日坊主が多い傾向にあるという。地方と比較して都会は「街やイベントなどの楽しい誘惑が多く、つい遊んでしまう可能性が高い」としている。
暖かいと外に出てしまう?
調査は「暖かい都道府県の方が、三日坊主が多い」とも結論づけている。
根拠として、年平均気温が高いトップ5県(沖縄県、鹿児島県、宮崎県、福岡県、長崎県)の、「三日坊主ランキング」平均順位は11.2位。
一方で、平均気温が低い5道県(北海道、岩手県、青森県、山形県、長野県)は、「三日坊主ランキング」平均順位が30.6位だったことを挙げている。
調査説明では暖かい地域のユーザーに三日坊主が多い理由として、温暖な気候が心地よく「ついドライブやピクニックに出かけてしまう」と分析。他方、寒く遊ぶ場所もない地域では「『外に出るのもしんどいし、暇だから家で筋トレでもしてよう』と思う可能性があります」と推測している。