保護犬アート集団「バークシー」NFT作品展 キャンバスに「マーキング」

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   犬の保護活動を行うピースワンコ・ジャパンは、保護犬アート集団「Barksy(バークシー)」が作ったアートを展示する「We are Barksy.」と、保護犬の譲渡会を、2023年3月19日に同時開催する。場所は、ドッググルーミングサロンenble本牧店(横浜市中区)で、11~14時を予定している。

   アート制作の取り組みについて、団体を運営するピースウィンズ・ジャパンに取材した。

  • 個性あふれる作品
    個性あふれる作品
  • 作者のスモウ(5歳)
    作者のスモウ(5歳)
  • ステンシルアートの制作風景(公式YouTubeより)
    ステンシルアートの制作風景(公式YouTubeより)
  • 個性あふれる作品
  • 作者のスモウ(5歳)
  • ステンシルアートの制作風景(公式YouTubeより)

有名アーティストをリスペクト

   「Barksy(バークシー)」は、自分たちの「おしっこ」をペンキ代わりに絵を描く。キャンバスは、理科の実験などでおなじみの、リトマス試験紙。液体の性質が酸性であれば青い紙が赤に、アルカリ性なら赤い紙が青に変化する。

   この変色反応を利用して作るアートに、ステンシルアーティストの赤池完介さんが、作者ならぬ、「作犬」の肖像を描くことで完成する。ステンシルとは、絵柄を切り抜いた型紙にスプレーなどで着色する手法。

   現時点で発売中の作品はすべてデジタルのNFTアートのみで、担当者によると「Real Art(現物)の販売は未定となります」。

   「Barksy」の名前の由来について、担当者にきいた。吠えるという意味の「bark」と、おしっこでマーキングする、つまり「ストリートにマークを残す」ことから、ストリートアーティストの「Banksy(バンクシー)」にちなんでいるそう。保護犬を飼う選択肢を、より多くの人に知ってもらうために発足された。

    本イベントはWunderman Thompson Tokyo(東京都渋谷区)と共同で行う「保護犬プロジェクト」の一環。取り組みは2度目で、第1弾ではリアルアート含め30点ほどの作品が売れた。担当者によると、第1弾で販売したアートを制作した保護犬のなかには、里親が決まった犬もいるという。また、「Barksy」の活動を知った人からメッセージが届いており、保護犬の存在を知る人が増えたと実感している、とコメントした。

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