WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)チェコ代表と侍ジャパンの交流が話題だ。2023年3月11日、チェコ対日本の試合の四回裏、侍の攻撃の場面。三塁への盗塁に成功した大谷翔平選手へ、チェコのフィリップ・スモラ三塁手が話しかけるシーンがあった。
スモラ選手と話しながら自身のユニホームをつまみ、何やらうなずく大谷選手。日本の野球ファンの間では「チェコの選手が大谷選手のユニホームを欲しがったのではないか」との見方が出た。
同じ背番号の縁で
J-CASTトレンドがチェコ野球協会に取材を申し込むと、チェコ野球代表のWBCに関する広報を担当している人物から回答があった。
話によると、4回裏の場面でスモラ選手はもともと大谷選手にユニホームが欲しいと願い出たのではなく、互いの背番号が同じ16だと話しかけたのだという。この会話がきっかけで、両選手はサインを贈り合うことになる。
その後、チェコ代表のサポートをしている元プロ野球選手・田久保賢植氏の主導で、こんなイベントが行われたと担当者は続ける。チェコ代表チーム全体が大谷選手と会い、選手のサインの入ったユニホームをプレゼントしたのだ。これに対し、大谷選手は、今度はチェコ側に日本選手のサイン入りユニホームを贈ると約束したとのことだ。