編み直し可能で「失敗が怖くない」
各々の好みに合わせ、手を動かすこと1時間。すべて指編みなので編み棒など必要なく、初心者でも簡単にできます。制作過程で大きなハプニングなく、用意したチャンキーニット糸を使い切って、無事完成(画像4)!
今回マンドゥバッグ作りに挑戦した3人はいずれも、こだわりと自分らしさをバッグに反映して、世界に一つだけのものを作り上げました。「人と被ること」を避け、オリジナリティを求める傾向にあるZ世代にとって、自分好みにアレンジできるのは重要ですね。
武井「不器用なため、編み方に慣れるまでの序盤は苦戦しました。缶バッジやキーホルダーで好みのアレンジができるので、誰とも被らないことがお気に入りポイントです」
末永「網目の大きさやバッグの形まで自分の力量で決まるので、こだわり出したら止まりませんでした。網目がなるべく均等になるように注意しながら編みました。手作りというだけで愛着が湧きますね!」
また、「失敗しにくさ」も、Z世代のツボにうまくハマっている理由のようです。
神谷「失敗しても毛糸をほどいて、何回も編み直しができます。何度か編み直しましたが失敗が怖くなかったですし、何より、そこまで難しくないので、みんなと話しながらワイワイ作業できるのが楽しかったですね」
武井「完成して家に持ち帰ったあと、友達と話しているときや、YouTubeを見ながら自宅で3~4回編み直ししました。私は手が寂しいときに、『ながら作業』できるのがお気に入りです」
使用感についても聞いてみました。ふわふわした可愛い見た目ですが、耐久度があり、網目の隙間から物が落ちる心配はないようです。
Z世代の手作り体験に関しては、以前取材した、タフティングの記事もぜひご覧ください。