ウェブサービスの開発・運営を手掛けるゼンプロダクツ(埼玉県朝霞市)は、AI(人工知能)校正サービスの「Shodo(ショドー)」に、「ChatGPT」による下書きのAI執筆機能を追加した。2023年3月13日に発表した。
「Shodo」は、AIによる文章の校正、誤字脱字のチェックを行う。同社が独自に開発したAIを用いて、変換ミスや表記ゆれ、二重敬語など幅広くチェックして修正できる。今回の発表について、同社代表取締役の清原弘貴さんに取材した。
下書きに加筆修正後さらに校正する仕組み
今回リリースした機能は、さまざまなジャンルの質問にテキスト形式の自然な文章で回答するチャットボット「ChatGPT」を使用している。文章の目的と要点をAI(ChatGPT)に伝えると、下書きを生成してくれる。その下書きに必要な情報を加筆、修正し、さらにAI(Shodo)が校正する仕組みとなる。
清原さんは想定利用者の例に、「ビジネス敬語が苦手な人」を挙げた。「(AIが下書きをするため)簡単にメールが書けるので便利。ShodoのAI校正も敬語をチェックしてくれるので、加筆しても安心です」とコメントした。
「(文章を書く際の)障壁を取り去って、文の表現や伝えることに集中できるよう開発している」と清原さん。執筆の得手不得手関係なく、誰でも苦労しがちな文章の書き出しをAIに任せることで、時間の節約や生産性向上にもつながると期待していると話した。
「Shodo」には複数のプランがあり、今回発表したAIによる下書き執筆機能を含むプレミアムプランは月額1000円(税込み)から利用できる。詳細な内容は、「Shodo」公式サイトで確認可能だ。