佐々木朗希「3月11日」WBC登板へ 震災経験した「令和の怪物」が魅せる

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地元ではパブリックビューイング

   千葉ロッテマリーンズの主力投手へと成長を続けていた2022年3月11日、NHKで、震災を振り返って心境を語った。「(被災から)11年たっても、つらさや悲しみは消えない」。それでも、これまで自身を支えた人々に感謝しているという。「試合でたくさん投げて、よいプレーを一つでも多く見せられるように頑張って、東北の人たちに喜んでもらえるようにしたい」と意気込んだ。

   それから約1か月後の4月10日。佐々木投手はオリックス・バファローズとの試合で、史上最年少での完全試合達成を記録。同日付日刊スポーツ(電子版)は、試合をテレビで観戦した陸前高田市の戸羽太市長(当時)が「もう、涙出ましたよ」と、地元関係者の歓喜の声を伝えている。

   岩手県でまっすぐに野球を続けてきた佐々木投手を、地元民は愛し続けている。大船渡市は2023年3月7日、佐々木投手のWBC登板が有力視されている3月11日に市民向けの公共施設でパブリックビューイングを行うと発表した。

   来場者には応援用のスティックバルーンを配布し、佐々木投手や日本代表へエールを送る。会場は2か所を予定している。「大船渡市民文化会館」と、陸前高田市の「陸前高田市コミュニティホール」だ。ふるさとでの応援のなか、どんなマウンドさばきを見せてくれるだろうか。

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