WBCテレビ中継の「日本通運」CMに違和感 現メンバーにいない「侍」が

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   野球・日本代表が2023WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で1次ラウンドを戦っている。2023年3月9日の初戦、中国との試合は地上波だとTBSが中継。試合の合間には、日本通運による侍ジャパンを起用したCMが何度か放映された。

   日本通運の運送トラックの映像を交えつつ、侍のユニホームに身を包む代表メンバーの活躍シーンを流すCMだが、放送中に視聴者からはあるツッコミが相次いだ。現在の侍メンバーに登録されていない選手が複数人混じっているのだ。

  • 侍ジャパンが1次ラウンドを戦っている東京ドーム
    侍ジャパンが1次ラウンドを戦っている東京ドーム
  • 侍ジャパンが1次ラウンドを戦っている東京ドーム

ホームランかっ飛ばす浅村選手

   CMの名前は、「侍ジャパン SAMURAI SPIRIT 2022編」。30秒版の映像には、記者が確認できる限り、まずはバットを構える東京ヤクルトスワローズ・山田哲人選手や投球を行うオリックス・バファローズ山本由伸投手、笑顔を浮かべる埼玉西武ライオンズ・源田壮亮選手の姿がある。代表として今大会を戦っているメンバーだ。

   しかし、再生時間5秒ごろにはマウンドに立っているとおぼしき、横浜DeNAベイスターズ・山崎康晃投手の顔周りのアップ映像が。8秒付近に出てくるバットを握りしめる人物のグローブには、広島東洋カープ菊池涼介選手のものと思われる「涼介」の刺繍(ししゅう)がなされている。

   9秒ごろに投げる背番号22の左腕投手の後ろ姿は、中日ドラゴンズ・大野雄大投手のように見える。さらに20秒ごろには、東北楽天ゴールデンイーグルス・浅村栄斗選手がフルスイングでスタンドへ打球を飛ばす。

   山崎投手、菊池選手、大野投手、浅村選手はいずれも2023WBCのメンバーとして登録されていない。この状況に、ツイッターでは「侍ジャパンのメンバー全然おらんやん」「半分ぐらい今回選出外の選手」といった反応が相次いだ。

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