女性は男性よりも不安
朝日新聞社は、「あなた自身は、マスクを着けることが減ると思うか。減らないと思うか」と聞いている。それによると、結果は、「減る」49%、「減らない」49%。
ロイター通信によると、共同通信社の全国電話世論調査では、世代によって受け止め方に差があることが分かった。高年層(60代以上)の計75.0%がマスクを外すことに「ある程度」を含めて「不安を感じる」と回答。「あまり」を含む「不安を感じない」は計24.9%にとどまった。
調査では、年代が下がるにつれ、「不安を感じる」割合は減る傾向にあり、中年層(40~50代)は計65.2%、若年層(30代以下)は計48.3%だった。男女別では、男性の計54.7%に対し、女性が計74.3%で高かった。
一方、毎日新聞の調査では、「マスクを外す場面を増やしたい」との回答が49%、「マスクの着用を続けたい」の44%を上回った。しかし、70歳以上では「着用を続けたい」が多かった。
世論調査は質問の仕方などによって結果に差が出てくる。今回も、「できるだけ外す」と「マスクを外す場面を増やしたい」では、かなりニュアンスが異なる。ただ、全体の傾向として、マスクを外すことに躊躇している人が多いことがうかがえる。今のところ、まだコロナの感染が続いているうえ、春は花粉症のシーズン。すぐにマスクを外す人が多数になる可能性は低そうだ。