福岡ソフトバンクホークスは、PayPayドーム開業30周年を記念して、球場の座席を抽選で1人に贈るキャンペーンを2023年4月2日まで開催している。座席は専用の台座にセットされた状態で当選者に届く。
企画について、福岡ソフトバンクホークス広報室の水上裕之さんに取材した。
「予想以上の反響」に驚き
キャンペーンは、同社が提供するゲームアプリ「座席コレクション」で、座席を1つでも獲得していれば、アプリ内から応募できる。「座席コレクション」は、PayPayドームの座席を集め、コレクションを作るゲームだ。
ゲーム内で座席を獲得する方法は複数ある。PayPayドームで観戦したチケットのQRコードを読み込むか、「おうちで集める」機能を使えばランダムで1席獲得できるので、アプリをインストールしてすぐに応募できる。
水上さんによると、ドーム開業30周年とアプリ「座席コレクション」リリースのタイミングがキャンペーンのきっかけだ。「他で行われていない企画ということで、PayPayドームで使用していた本物の座席をプレゼントすることに決めました」。
対象となる座席は、破損や劣化等で使えなくなった椅子から使えるパーツを選別し、複数組み合わせて1つの椅子を作り上げたもの。そのため、座席部分は「307」、右のひじ掛けは「26」、左は「1」の刻印がある。
それぞれ「何年もの間、内野席の座席として、お客様の観戦を支えてきた座席」だという。
キャンペーンは、3月4日に開始してから2日間で700を超える応募があり、水上さんは「予想以上の反響でとても驚いています」とコメントした。