2023 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開幕を前に、日本代表「侍ジャパン」のグッズが人気だ。フリマサイト「メルカリ」では、WBC公式グッズが連日のように高額で転売されている。
侍ジャパンとオリックス・バファローズの強化試合が開催されている京セラドーム大阪。球場内外のグッズショップ「WBC OFFICIAL GOODS SHOP OSAKA」や「Bs SHOP」では3月7日の入店について、事前抽選受付により順番を決定する策がとられた。ところがこの抽選券の転売まで試みる人が現れたようだ。
前日から並ぶ人も
3月6日付ABCニュースによると、同日の京セラドームの公式グッズショップでは多くの人が殺到。時間を早めてオープンするも、大行列となった。前日5日の16時ごろから訪れた客も存在し、この人物は「先頭から2番目くらい」の位置に並ぶことができたという。
こうした大行列の整理や転売目的での来場への対策なのか、WBC公式サイトは6日、「事前抽選受付」により7日の入店の順番を決定すると発表した。
「WBC OFFICIAL GOODS SHOP OSAKA」と「Bs SHOP」それぞれで、入店順を決める抽選を、朝5時から規定の人数に達するまで1人1回実施。抽選を経て来場者には「抽選券」を発布し、来場者は券とともに7時45分までに待機列へ番号順で並ぶとの形式だ。
金額は応相談で
朝6時のツイッターでは、この抽選券を京セラドームにて入手したとおぼしきユーザーが、ツイートを見かけた人に対して取引を持ちかける投稿が複数投稿された。侍ジャパングッズ物販の抽選券を「お譲りします」などと称して、何番目に並べる抽選券なのかを提示。
譲受条件として「金額 (ご相談)」などと条件を示し、現金と引き換えで抽選券を譲渡するとにおわせるツイートだ。記者が7日11時ごろに調べたかぎり、こうしたツイートは3件見つかった。
なおメルカリでは3月7日現在、大谷翔平選手のイラストがプリントされた9500円(税込、以下同)のパーカーが、9万9800円で転売。またダルビッシュ有投手のレプリカユニホーム(通常価格1万2000円)が3万3333円で出品される事例などがみられる。