「ゆったりと広島を味わって」
サミットについて、広島観光連盟カスタマーコミュニケーション事業部プロデューサーの玉垣雅史さんに取材し、詳しく聞いた。
広島県の観光業が抱える課題として、有名な観光地以外はあまり知られていないことにあるという。玉垣さんは、「広島県には宮島(厳島神社)や平和公園以外にも、たくさんの名所や魅力があります」とアピール。例として、瀬戸内海アイランドホッピングを紹介した。
これは、700以上の島が存在する瀬戸内海を、フェリーやサイクリングなどで巡るアクティビティーだ。「ワーケーぴょん」の開催地で、約900羽の野うさぎが生息する大久野島や、別名「レモンとアートの島」生口島など、見所も多い。
玉垣さんは、「ワーケーションなどをきっかけに広島県の魅力を知ってもらい、(日帰りではなく)長くゆったりと広島を味わってもらいたい」と話した。
なお広島観光連盟は過去に、新型コロナ感染症による帰省自粛への思いを述べた「ばかたれーっ!!」というポスターで話題になった。ポスターは2020年12月頃、首都圏の駅に掲示され、SNSでは多くの支持を集めた。