酒造業界で使われる酒瓶に、品不足が起きているようだ。これに対応するため、使用する瓶を別の素材に変更する事例が出ている。
清酒「かたふね」で知られる竹田酒造店(新潟県上越市)公式ツイッターは、2023年2月26日、「酒蔵、瓶が少なくかなり困っています」と投稿し、瓶回収への協力を呼びかけた。
一升瓶が不足している
竹田酒造店のツイートによれば、瓶の販売業者に普段どおり注文をしたところ、「瓶が品薄」になっていると告げられた。製瓶業者1社が閉業した影響との説明だ。
「ひとまず一升瓶だけでもお手元にあれば酒屋、酒蔵に、返してください。再利用します」と呼びかけた。
竹田酒造店のツイッター担当者に取材した。未出荷品を保管するにあたり、同社では一升瓶に酒を詰める作業を行なっているが、この瓶が少なくなっているという。こうした事例は、地域差はあれど全国で起きているのではないかと話す。