メタバース(仮想空間)プラットフォーム「VRChat」には、無料で本格的なゲームを遊べる空間がある。「Armored Udon Universal Edition WIP」というワールドは、そのひとつ。ユーザーは2チームに分かれてロボット兵器を操り、最大で3対3での戦闘を楽しめる。
VRChat内のワールド説明文によると、これは人気の家庭用ゲーム「アーマード・コア」シリーズのような体験ができる空間だ。取材に応じた製作者の「にゃこめ」さんは、同シリーズのファンだという。
機体のカスタマイズにワクワク
「Armored Udon Universal Edition WIP」に入ると、そこは6体のロボットが並ぶ格納庫。機体のパーツは、ユーザーの好みに合わせて自由にカスタマイズが可能だ。「Assemble Console」という操作盤に触れると、各パーツや武器を換装できる。
右手と左手には、「スナイパーライフル」や「ガトリングガン」、あるいは敵に杭のような突起を打ち込んで攻撃する近距離武器「パイル」などを装備可能。「Flame Type」という項目では、ロボット本体のボディーを軽量・重量の2タイプから選択できる。
にゃこめさんがインスピレーションを受けた「アーマード・コア」シリーズも同じように、ロボットのパーツを細かくカスタマイズして戦うゲームだ。
戦闘メカを改造するワクワク感。「(いわゆる)『男の子が好きなもの』を取り込んでいます」と、にゃこめさんは語る。
搭乗するロボットを選んでカスタマイズし、青色のパネルの中から「GameStart」を押せば対戦が始まる。今回は1対1で、にゃこめさんに相手をしてもらった。