北朝鮮ミサイル「厳重抗議」効果さっぱり 「北京の外交ルート」その実体 

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「セレモニー的な感じ」だが「重い」

   政府間の抗議はよくある。日本政府が中国、韓国、北朝鮮などに抗議することもあれば、その逆もある。友好国同士でも、日本が米政府に抗議することもある。

   そうした政府間の抗議について、ニッポン放送は、2019年2月22日、「ニュースで聞かれる『厳重に抗議した』って、どう抗議するの?」というテーマで取り上げている。外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦氏が答えている。

「普通どうやるかというと、いろいろやり方がありますが、大臣が出てくるような話ではない場合もある。そのときは外務次官が、もしくは局長が、その国の東京にいる大使を呼びつけて、『厳重に抗議します』と言って、その後記者会見で対外的に発表します」
「『厳重に抗議します』と言われると普通、大使は『本国に持ち帰ります』『正確に伝えます』とか言うだけなので、その意味ではセレモニー的な感じはするけれども、これはやはり重いものです。場合によっては東京だけでなく、現地でも同じようなことをやって、申し入れて記録に残すということをします」
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