鳥取県では「ちくわ」が大人気! なんと、鳥取市がちくわの支出金額で28年連続1位に。
「ちくわ」が28年連続1位の鳥取にも驚きだが、同じ日本海側の福井では「厚揚げ・がんもどき」が60年連続1位だという。
「とうふちくわ」は「ちくわ」じゃないけど...
鳥取県商工労働部兼農林水産部市場開拓局、食のみやこ推進課に取材した。担当者によると、ちくわの支出金額について、鳥取市が28年連続1位で間違いない。鳥取では、「とうふちくわ」や「あごちくわ」が郷土料理として存在する。給食や食卓、おやつで親しまれていると話した。
鳥取県の統計課が公開している、「第8回『とうふ?それともちくわ? とうふちくわの今』」(鳥取県地域振興部統計課執筆・平成25年7月26日付「日本海新聞」掲載の同題コラム再録)によると、とうふちくわは「江戸時代に、倹約のため魚肉に豆腐を混ぜる製法が考案されたのが始まりと伝えられ」ている。さらに、「とうふちくわ」は「ちくわ」に分類されていないという。
それにも関わらず、本来の「ちくわ」の分類でも支出金額は28年間1位を記録している。このことからも、鳥取県でちくわ自体が愛されていることがよくわかる。
油揚げが大人気
また、福井新聞オンラインの2023年2月14日付記事によると、「2022年の1世帯当たりの『油揚げ・がんもどき』の購入額で、福井県福井市が60年連続日本一」という驚きの結果を出したという。
同記事では福井県ブランド課が「浄土真宗の報恩講料理などで伝統的に食べられてきた。今も手軽に一品が出来上がることなどが要因ではないか」と要因を話している。
2013年4月25日付のマイナビニュースによると、福井には「厚揚げカレー」がある。また、デイリーポータルZの記事の同年5月3日付け記事は、福井県内のスーパーには油揚げ専用コーナーがあり、油揚げの多様さ、厚揚げの重量や大きさ、厚さが他県とは違うと伝えている。