栄養食品「カロリーメイト ブロック」。2023年2月16日現在、「チョコレート味」「バニラ味」といった5種のフレーバーのうち、「フルーツ味」が一時販売を休止している。
ツイッター上ではこの状況に「(フルーツ味が)どこ行ってもない」「悲しい」といった反応が出ている。さらに、インターネット上の一部では割高な価格での転売が起きている。
いつの間にかカロリーメイトが大人気に
メーカーの大塚製薬公式サイトの「よくあるご質問」ページには2月16日現在、「カロリーメイト ブロック フルーツ味が品切れしているようですが、どうしてですか?」という質問項目が存在する。そこでの説明によると、「カロリーメイト ブロック」シリーズには想定を上回る販売が続いている。生産効率を高めて供給体制を整えるため、フルーツ味の販売を休止しているという。
ニュースサイト「ビジネスジャーナル」の1月29日付記事では大塚製薬に取材。回答によると、2022年3月に新発売した「バニラ味」が好調で幅広い世代からの需要が高まり、他の味も含め売れ行きが向上。カロリーメイト全体の供給量を増やすため、22年11月ごろからフルーツ味の生産を休止しているという。
「カロリーメイト ブロック」シリーズは近ごろ値段が改定されている。23年2月1日出荷分から、ブロック4本入りのカロリーメイト希望小売価格は、1箱あたり税別220円だ。
フリマアプリ「メルカリ」で調べると、フルーツ味は1月から2月にかけて数十件出品されている。価格やセット個数はまちまちだが、やや高額な価格設定の出品が複数ある。
例えば、フルーツ味4本入りを10箱セット3800円(税込、以下同)としている出品。1箱あたり380円との設定だ。この出品では商品名の一部に「入手困難」とし、商品説明には「今では店舗に置いていない製品」と書いてある。