タイパ重視「倍速視聴」の危うさ 脳や健康への影響指摘する専門家も

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   動画などを早送りで視聴する人が増えている。20代の半数は、ほぼ日常的に「倍速視聴」を利用しているという。時間の効率利用(タイムパフォーマンス=タイパ)になるのは確かだが、本当に内容を理解できているのか――。健康への影響なども心配する報道も相次いでいる。

  • 倍速視聴は便利だけど、気を付ける必要もありそうだ
    倍速視聴は便利だけど、気を付ける必要もありそうだ
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3人に1人が利用経験

   市場調査会社「クロス・マーケティング」が2021年3月、全国の20~69歳の男女計1100人に行った調査では、動画を倍速視聴した経験がある人は20代で約半数に上り、60代でも20%台に達した。平均すると、3人に1人が倍速視聴の経験があった。

   動画配信サービスが広がり、様々なコンテンツを自分でスピード調整しながら簡単に視聴できるようになったことが大きい。勉強のため、インターネットで講演や講義を視聴している人の中にも、「倍速」を活用している人が少なくない。

   普段よりも高速で視聴し、その内容が十二分に理解できれば、時短メリットは大きい。しかし、なかには「頭痛がするようになった」「目が疲れる」など、身体の不調を訴える人もいる。

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