【連載】Z世代のトレンド研究
こんにちは!テテマーチ社のマーケティング研究室、「lookey(ルーキー)」でZ世代に特化した研究をしている、川又潤子です!
「お世話になった人へギフトを送る際に、どんな視点で選ぶのか」を、Z世代に聞いていきます。ただ「ギフト」と言っても多種多様なので、今回はlookeyの間で「印象に残るソーシャルギフト」として注目度が高まっているサービス「dōzo(どーぞ)」を活用します。
29歳の上司に何を贈るか
ソーシャルギフトは、LINEやSNS、メールなどで「受け取りURL」を共有するだけで、住所を知らない相手にも、手軽に贈り物ができるメリットがあります。
dōzoは、贈りたい相手に合った「テーマ」を選んで、プレゼントするサービス。もらった人は「テーマ」の中から、好きなギフトを1つ選んで受け取れます。Z世代でトレンドの「レトロ」なイラストが付いているので、プレゼントそのものを渡せなくても、視覚的に印象に残せる点も魅力の1つかもしれません。
さて、今回ギフトを受け取るのは、lookeyのプロジェクトオーナーで一児のパパ、三島悠太(29歳/Y世代)。対して渡す側は、lookeyメンバーの二人。鹿児島県在住の西海晴(21歳)と、TikTokを1日最大8時間視聴している武井捺(20歳)です。
※テテマーチによる、各世代についての定義
Z世代:1995年から2010年生まれ
Y世代:1980年から1994年生まれ
3000~5000円程度の予算がある前提で考えてもらいましたが、「お世話になっている人には、特に心を込めてギフトを選び、喜んでもらえるものを渡したい」と言う、西さんと武井さん。おしゃれなタッチのイラストが並ぶサイトから、どんな基準で贈り物をチョイスするのでしょうか。
武井「私はこの3つを選びました」
(1)「3度の飯よりビールでしょ!」
(2)「ダラダラしてもいいんだよ」
(3)「素敵なママになるために」
中でも、武井さんが特におすすめしたいギフトは「ダラダラしてもいいんだよ」。ページ内の「今週末は朝から気合い入れて本気でダラダラしてもらいますからねっ」という一文に、とても共感できたからだそうです。テーマの中には、アイピロー、アロマオイル、テーブルクッションなどがリストアップされています。
武井「いつも忙しそうで、暇な時間を自分から作っていなさそうな三島さんに『ゆっくりしてくださいね』というメッセージも伝えられると思って、選びました」