宅配ピザ大手「ドミノ・ピザ」のサイズ表記が変わる。これまでは、ピザのサイズ名称を小さい順から「M・R・L」としてきた。Mが最小サイズ、Rが中間、Lが最大だ。これが、2023年2月13日から「S・M・L」となる。
運営の「ドミノ・ピザ ジャパン」が2月6日に発表した。価格や実際の商品サイズに変更はないという。発表内では「『R』サイズは分かりにくかった・・・!?これまで、サイズ選びで混乱させてしまったお客様に深くお詫び申し上げます」と陳謝している。
「R」表記が消滅
ドミノ・ピザ ジャパンの発表によると、わかりやすさを重視して、日本でなじみのあるS・M・L表記にする。「M」が最小サイズから中間サイズに変わるため、要注意だ。
2月13日以降、「M」を注文すると、従来の「R」にあたるサイズのピザが届いてしまう。「小さなサイズは『Sサイズ』」と覚えるようドミノ・ピザは注意喚起をしている。
なおピザの実際の大きさはそれぞれ、M(新S)が直径約23cm(センチ)、R(新M)が約27cm、L(変更なし)が約32cmだ。
「R」サイズは2019年に登場
発表資料では、サイズ表記の歴史について解説している。もともとドミノ・ピザが日本で創業した1985年から2019年までは、小サイズMと大サイズLの2種類を提供していた。19年8月にその中間サイズとして、レギュラーを意味するRが登場。以降は3種類のサイズとなった。
ただそれ以降、「わかりづらい」「中間サイズのつもりでMサイズ(最小サイズ)を間違えて注文してしまった」といった声が寄せられていたという。S・M・Lサイズ表記への変更に対し、ツイッター上では「助かります」「待ってました」といった声が寄せられている。