「NCT127」本人不在のバーチャルコンサート 過去には「BLACKPINK」も

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BTSメンバーがホログラムで

   DJ泡沫さんによると、2010年代半ばごろにK-POPでは「ホログラムコンサート」という、本人不在のリアルなバーチャルコンサートが登場していたという。

   2013年、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンで「ホログラム・ライブ」が開催された。NCT127所属する韓国の大手芸能事務所「SMエンターテインメント」が仕掛けたものだ。ほかにも、ボーイズグループ「BIGBANG」メンバー・G-DRAGONさんのホログラム・ライブが、複合エンターテイメント施設「ARTIE」(静岡市)内に2022年4月から常設されている。

   これだけではない。2020年12月に行われたアジアの音楽授賞式「2020 Mnet ASIAN MUSIC AWARDS」(以下、「MAMA」)では、BTSのパフォーマンスに、手術後で不在だったメンバーのSUGAさんがホログラムで「登場」した。この時のMAMAは非対面開催で、授賞式ではVR(仮想現実)、AR(拡張現実)など、さまざまな先端技術が使われた。

   BTSが所属する事務所「HYBE」ではそれ以前から、亡くなった歌手を映像で復活させるプロジェクトに投資しており、ニューイヤーコンサートで所属アーティストと共演ライブを行った実績がある。日本では故・美空ひばりさんをAI(人工知能)でよみがえらせる取り組みがあったが、それに近いプロジェクトだ。

   DJ泡沫さんは、実在するアイドル・アーティストについて、

「生身の人間がコンテンツなので、二次元供給量やIP(知的財産)活用に限界があるということだと思います」

と指摘。だからこそ、芸能事務所がバーチャルへ積極的に投資してきた歴史があるというわけだ。

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