「NCT127」本人不在のバーチャルコンサート 過去には「BLACKPINK」も

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   韓国のボーイズグループ「NCT127」は、メタバースプラットフォーム「ロブロックス(Roblox)」でバーチャルコンサートを2023年1月28~30日に開催した。

   NCT 127のメンバー9人の3Dアバターが、パフォーマンスを披露。公演は1時間に1度行われ、世界中のファンが好きな時間に好きな場所でコンサートを楽しんだ。これが、新しいコンサートの形になるのだろうか。

  • 新しいコンサートの形になるのか
    新しいコンサートの形になるのか
  • 新しいコンサートの形になるのか

3Dアバターがパフォーマンス

   K-POP事情に詳しいDJ泡沫さんに取材した。K-POPアイドルでバーチャルコンサート(メタバースコンサート)が実施されるのは、これが初めてではないと話す。

   ガールズグループ「BLACKPINK」は、モバイルゲーム「PUBG mobile」内でフリーメタバースライブ「THE VIRTUAL」を2022年に開催した。本人映像ではなく3Dアバターがパフォーマンスしたのだ。これが米音楽専門チャンネル「MTV」主催の「2022 MTV Video Music Awards」で、同年新設された仮想空間上のコンサート・パフォーマンスに対する音楽賞「Best Metaverse Performance賞」を受賞した。

   近年、特にアジア圏ではVTuberや二次元キャラクターのメタバースライブが開催されている。「PUBG mobile」だけでなく、バトルロイヤルオンラインゲーム「FORTNITE」内でも、米ラッパーのトラヴィス・スコットさんや米津玄師さん、星野源さんがメタバースライブを開いた。このような動きについて、DJ泡沫さんは、現時点では新たな広報ツールの一環として注目を集めている可能性を指摘する、一方で、

「うまくいけば、本人不在で成り立つビジネスへの展開にもなるかもしれません」

と推察した。

   元々K-POPアイドルは、「ZEPETO」というNAVERのアバター作成SNSアプリとコラボする例がある。アプリ内でアバターになったアイドルが、期間限定で登場するなどしたという。

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