新谷仁美選手「パリ五輪は目指さない」理由 女子マラソン歴代2位の実力者だが

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   多くのトップアスリートは五輪を目指している。ところが、「五輪を目指さない」と公言しているトップアスリートが話題になっている。陸上女子長距離界の第一人者、積水化学所属の新谷仁美選手(34)だ。

  • 「ヒューストンマラソン2023」で新谷仁美選手が日本歴代2位の記録で優勝(写真:ZUMA Press/アフロ)
    「ヒューストンマラソン2023」で新谷仁美選手が日本歴代2位の記録で優勝(写真:ZUMA Press/アフロ)
  • 「ヒューストンマラソン2023」で新谷仁美選手が日本歴代2位の記録で優勝(写真:ZUMA Press/アフロ)

現役最速ランナー

   新谷選手は女子1万メートル、ハーフマラソンの日本記録保持者。

   2023年1月15日には、米国・ヒューストンで開かれた女子マラソンで、自己ベストを大幅に更新、2時間19分24秒で優勝した。野口みずきさんが持つ日本記録にあと12秒と迫る好記録だった。 日本の女子選手で、それまでに2時間19台を記録しているのは、野口選手、高橋尚子選手、渋井陽子選手の3人のみ。今回の新谷選手のタイムは、高橋、渋井選手の記録を上回り、日本歴代2位。現役選手では、2021年の東京五輪マラソンで8位に入賞した一山麻緒選手の2時間20分29秒を上回り、唯一人の19分台ランナーとなった。

   それだけに、新谷選手には24年のパリ五輪での活躍が期待されることになったが、ヒューストンから帰国後の23日、記者会見し、パリ五輪について「今の時点では私の気持ちの中にありません」と話し、五輪出場を目指さない方針を明かした。

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