30分で9曲完成「即興ワンフレーズソング」 シンガーソングライターが生披露

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カレーうどんから感じる「平和と人類愛」

   約30分で、計9曲を手がけたトミタさん。父親がギターをたしなんでいた影響で、物心ついた時から音楽に触れ、頭の中でオリジナル曲を作ってきた下地があるため、無から有を生み出すのはお手の物のようだ。

実は「歌詞を書くのが得意じゃなかった」時期もあったという
実は「歌詞を書くのが得意じゃなかった」時期もあったという

   日々思ったことは、ツイッターやブログにあえて書かず、曲にして放出するよう意識していると言う。よく創作するのは「日常で起きたことを、わかりやすい言葉で表現し、聞く人が前向きになれる歌」だ。例えば、「カレーうどん」という曲。「カレー」と「うどん」という異なる文化が絡み、混ざり合って、一つの新しいものが生まれることから、平和・人類愛を見て取り、歌詞にした。

山下さん「すごい。自分が『カレーうどん』をテーマに創作するとしたら......と考えると、『白いYシャツを着て食べるな』くらいしか思いつかないです」
トミタさんは「単なる食べ物の話で終わる曲もあるんですけどね」
山下さん「日常にありふれていることから、連想ゲームのように発想できるのは、うらやましいです」
食べ物一つから、壮大なテーマの曲が出来上がることも
食べ物一つから、壮大なテーマの曲が出来上がることも

   スペース終了後、トミタさんは「日々の暮らしを、もっと歌のようにメロディアスに、リズミカルに過ごして楽しみたいと思った」と振り返る。数々のリクエストを通じ、「日常にある言葉や出来事にメロディーをつける」のを、意識的にやったことが刺激になったそうだ。

   山下さんは、トミタさんの脳内も技術力も発想力も全て堪能できた、と大興奮。同じお題(歌詞・テーマ)でも、コードが変わることで「全く違う想像を掻き立てられ、音楽の面白さを強く感じた」という。

   直近で、トミタさんの歌声を楽しめる機会がある。2023年1月28日にロームシアター京都サウスホール(京都市)で行われるライブイベント「To Meet Show Fes KYOTO」だ。「青いベンチ」で知られる、男性デュオ・サスケや、「あ~よかった」を手掛けた女性デュオ・花*花ら、9人のアーティストが出演する。チケットは全席指定で、前売り5000円、当日5500円 (全席指定)。

「皆さんの心に光が灯るようなステージをお届けします」とトミタさん
「皆さんの心に光が灯るようなステージをお届けします」とトミタさん

   第14回作リエは、2023年2月1日実施予定。

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